美しき緑の星

『美しき緑の星 La Belle Verte』映画DVDのご紹介

映画DVD『美しき緑の星 La Belle Verte』とは・・・

ハリウッドで大ヒットしたコメディ映画「スリーメン&ベビー」の原作者、フランス映画界の巨匠コリーヌ・セロー監督が描く、宇宙から見た地球という惑星の世界。この現代社会について色々と考えさせてくれる映画です。

「美しき緑の星」映画のあらすじ

地球よりも遥かに小さな惑星である美しき緑の星は、豊かな自然に恵まれ、人々は自給自足で助け合う循環社会を形成している。大都市も身分制度もないユートピアの美しき緑の星の住民にとって、貨幣制度や戦争を繰り返す地球という惑星は、極めて原始的な文明レベルにあるだけでなく、まるで地獄のような星。美しき緑の星には「星外派遣」という任務があり、文明化が遅れている惑星に美しき緑の星の住民が派遣され、その星の現状を調査したり、文明の方向性を軌道修正したりする。

「わたし、行ってみたいわ」危険な惑星である地球への派遣に、美しき緑の星の住人は誰も手を挙げて行きたがらない中、勇気ある主人公ミラ(コリーヌ・セロー)が地球派遣の任務に1人手を挙げる。そして、美しき緑の星、宇宙の常識から見た、今の地球は一体どんな視点で見えるのか。

滝沢泰平さんよりコメント

20年以上も前、フランス映画界の巨匠コリーヌ・セロー監督が手掛けた話題の“問題作”が、令和元年に日本に上陸。「次の時代をどう生きるか?」「どんな文明を創るのか?」 あまりにも“早すぎた”映画としても有名ですが、時が熟し、世界が大きな転換期を迎える今だからこそ現代に生きる地球人に必要なヒントが盛り沢山の映画「美しき緑の星」。

3.11以降、日本でも大きく話題となり、ネット上にアップロードされては消されていましたが、今回公式DVDとなって大好評発売中です。映像も鮮明でクリアになり、翻訳もすべてつけ直しているので、より物語の真髄が伝わると思います。観るたびに気づく視点が変わる、何度観ても楽しめる映画です。

コリーヌ・セロー監督から、日本のみなさんへのメッセージ

もし、自分が生きている社会やこの世界に、何か疑問や、納得がいかないことがあるとき、自分に降りかかってくるプレッシャーにうんざりするとき、その解決の糸口を考えるヒントになればと一生懸命、作った映画が『美しき緑の星La Belle Verte』です。でも、この映画が世界を変えることはありません。あなた方ひとりひとり、ご自分が主役で変えなくてはなりません。特に女性の皆さん、これまでの父系社会がつくった負の遺産を変えていけるのは、女性の皆さんです。自分が受け入れられないと思うことを黙って従順に受け入れることは、もうやめてください。これがメッセージです。

<コリーヌ・セロー プロフィール>
映画監督、脚本家、舞台監督、俳優、作曲家、執筆家、写真家。パリ生まれ。音楽、文学、演劇を学び、サーカス学校「アカデミー・フラテニーニ」にて空中ブランコを習得した。映画代表作は、「赤ちゃんに乾杯!」(セザール賞3部門受賞。アメリカで「スリーメン&ベビー」としてリメイクされた)、「男と女の危機」(セザール賞脚本部門受賞)、「美しき緑の星」、「女はみんな生きている」、「サン・ジャックへの道」など。農業、食、環境、社会構造などのテーマを追ったドキュメンタリー映画も制作。映画「美しき緑の星」「赤ちゃんに乾杯―18年後」の音楽を作曲。演劇脚本、主演、演出。フランス以外でもヨーロッパにて多数の公演が行われてきた。合唱団を指揮し、毎夏フランスの地方にて無料コンサートツアーを率いる。写真をコンピューター加工する“フォト・ペインティング”制作を行う。

【製作】アラン・サルド
【監督・脚本・音楽】コリーヌ・セロー
【撮影】ロベール・アラズラキ
【編集】カトリーヌ・ルノー
【出演】ミラ/コリーヌ・セロー、マックス/ヴァンサン・ランドン、メザージュ/ジェームズ・ティエレ、パン屋の女性/ヨランド・モロー、マーシャ/マリオン・コティヤール、ソニア/クレール・ケーム、オザム/ポール・クローシェ、星の総会進行役/カトリーヌ・サミー、特別出演/フランシス・ペラン【1996年・フランス映画/カラー/本編93分/片面1層/MPEG-2/レンタル禁止/複製不能/日本語字幕】

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